割引を“仕組み”に変える!LincUpのクーポン機能

【LincUpイチオシ機能紹介】シリーズ
LincUpの数ある機能の中でも、特に便利で差別化ポイントとなる機能をピックアップして解説するシリーズです。導入前に知っておきたい活用方法や他ツールとの違いをわかりやすくお伝えします。
こんにちは!LincWebの水野です。
「期間限定キャンペーン」や「初回割引」など、クーポンを使った集客は今も昔も定番の方法ですよね。少しの値引きがきっかけで、新しいお客様とのつながりが生まれる。そんな経験がある方も多いと思います。
LincUpのクーポン機能では、こうした“割引”をより柔軟に、導線の中で使えるように設計することができます。特定の商品だけを対象にしたり、利用回数や期間を細かく設定したりするだけでなく、クーポンの使用をきっかけに自動でメール送信や報酬処理を動かすことも可能です。
今回は、LincUpのクーポン機能でできる設定や自動化の仕組み、そして効果的な活用方法をご紹介します。
「LincUpイチオシ機能紹介」記事一覧
第1回 予約管理をもっと簡単に!LincUpの6種類のカレンダー
第2回 口コミを第4の集客導線に!LincUpのアフィリエイト機能
第3回 追加費用なしで電子サイン!LincUpで契約を自動化
▶ 第4回 割引を“仕組み”に変える!LincUpのクーポン機能
(今後追加予定)
LincUpのクーポン機能でできること
クーポン機能は、単に「割引を行うだけ」ではなく、いつ・誰に・どの商品に・どのくらいという条件を細かく設定できるのが特徴です。「一度きりのキャンペーン」から「長期的な価格設計」まで、様々な使い方ができます。
クーポンは、クーポンコードを発行してお客様に通知し、お客様は商品を購入する際にコードを入力することで、割引を受けることができます。
項目 | 内容 | 設定例/利用例 |
---|---|---|
割引方法 | 金額で割引/パーセントで割引を選択できます。 | 1,000円割引、20%割引 |
対象商品 | 特定の商品にのみ適用できるクーポンを発行できます。 | 講座Aのみで利用可 |
有効期限 | 開始日時と終了日時を設定できます。 | 2025/10/1~30のみ利用可 |
使用回数の上限 | クーポン全体で回数制限を設けられます。 顧客ごとに複数回利用できるかを設定できます。 | 先着50名のみ利用可 お一人様1回だけ利用可 |
サブスク適用期間 | サブスク商品においてクーポンの適用期間を設定できます。 | 初月のみ割引、6か月間割引 |
発行方法 | 2025/10時点では手動発行のみですが、ワークフローからの自動発行を行えるようになる予定です。 | 商品購入者に次回利用できるクーポンを発行 |
これらの設定を組み合わせることで、単発の値引き施策から、顧客行動を踏まえた「条件付きの価格設計」まで柔軟に対応することができます。
たとえば、「初回体験後の本サービス購入で10%OFF」や「紹介経由の申込者だけが使える限定クーポン」など、「誰に・いつ・どんな条件で」を意図的にコントロールできます。
クーポン機能の自動化
クーポンというと、あらかじめ発行しておいてお客様に使ってもらうことをイメージする方が多いかもしれません。
しかし、LincUpのクーポンはそれだけにとどまらず、特定の条件を満たしたお客様に自動で配布したり、実際に使ってくれたお客様に対してフォローのアクションを起こしたりと、顧客との関係づくりの流れの中で活かすことができるのです。
具体的には、ワークフローにクーポン発行/利用のためのトリガーやアクションが定義されており、これらを利用することで、自動化の流れの中でクーポンを扱うことができます。
クーポン利用やステータス変化の検知(トリガー)
LincUpでは、「クーポンが使われたこと」「クーポンのステータスの変化」をきっかけに、メール送信やタグ付けなどの処理を自動で行うことができます。
トリガー | 起動条件 |
---|---|
Coupon Code Applied | クーポンコードが購入画面で適用されたら起動します。 |
Coupon Code Redeemed | クーポンコードを使って商品が購入されたら起動します。 |
Coupon Redemption Limit Reached | クーポンコードの使用上限回数に達したら起動します。 |
Coupon Code Expired | クーポンの有効期限が切れたら起動します。 |
これらのトリガーを使うことで、例えば以下のようなことができます。
- クーポンコードを入力した瞬間に、購入意欲を高めるためのLINEメッセージを自動送信する
- クーポンを使って購入したお客様に、お礼メールや次回特典を送る
- クーポンの利用回数の上限に達したら、管理者に通知して新しいクーポンを発行する
- クーポンが期限切れになったら、改めて別クーポンを配布する
このように、「クーポンが使われたこと」をトリガーにして、顧客との関係を継続的に設計することができます。
クーポンの自動発行(アクション)※開発中
さらに今後のアップデートでは、特定の条件を満たしたときにクーポンを自動発行する機能も追加予定です。これが実装されれば、例えば以下のようなことができるようになります。
- 商品を購入してから30日後に、自動で「次回購入10%OFF」クーポンを発行する
- 動画講座を最後まで受講したお客様に、「修了特典クーポン」を自動で送る
- サブスク契約3か月を迎えたお客様に、「感謝クーポン」を自動発行して長期利用を促す
- イベント参加者に「参加特典クーポン」を自動で配布して、次の申し込みにつなげる
このように、条件を満たした顧客にクーポンを“自動で届ける”流れを実現できるようになります。あらかじめ発行されたクーポンを使ってもらうだけでなく、お客様の状況に応じて新たなクーポンを発行し、購買意欲を高めるようなマーケティング設計が可能になります。
販売導線を広げる “アフィリエイトクーポン” の活用
クーポンというと、「お客様に割引を提供するもの」というイメージが強いですが、LincUpのクーポンは販売パートナーやアフィリエイターとの連携にも活用することができます。
LincUpでは、アフィリエイト機能とクーポンを組み合わせることで、「どの経路から売れたか」を自動で判定して、紹介者への報酬反映までを自動化することができます。つまり、単なる「割引の仕組み」ではなく、販売の流れをつくる仕組みとして使えるのです。
アフィリエイター専用クーポンとは?
LincUpでは、通常のクーポンとは別に、各アフィリエイターに対して専用の割引クーポンを発行することができます。通常の割引クーポンが「顧客のための仕組み」だとすれば、アフィリエイトクーポンは「紹介者のための仕組み」と言えるでしょう。
アフィリエイトクーポンのコードはアフィリエイターごとに発行され、購入時にそのクーポンが使われると、自動的に紹介者を判定してアフィリエイト報酬が登録される仕組みになっています。これにより、リンクをクリックしなくても「誰の紹介で売れたか」を判別できるようになります。
アフィリエイトクーポンには、通常のアフィリエイトリンクを使った紹介者の紐づけと比べて、以下のようなメリットがあります。
- Cookieを使用しないため、ブラウザの環境に関わらず購入を追跡できます。
- InstagramのようにURLの貼り付けができないSNSでも利用できます。
- セミナーなどリアルな場面での紹介も対象にできます。
活用シーンの例
アフィリエイトクーポンを活用することで、口コミによる販売導線を強化することができます。
- パートナーや講師ごとに専用クーポンを発行し、紹介による成約を自動で追跡します。
- イベント登壇者やコラボ相手に配布して、経路別の売上を把握できます。
- アフィリエイターがSNSやメルマガで割引クーポンを活用して販売促進を行えます。
アフィリエイターにとっても「フォロワーにクーポンを配布します!」といった形で、自分の言葉でおすすめしやすい販売スタイルをつくることができます。
顧客向けのクーポンは「リピートを促す仕組み」ですが、アフィリエイトクーポンは「紹介を仕組み化するツール」になります。それぞれ目的を分けて利用することで、内側(既存顧客)と外側(新規顧客)の両方の導線を活性化することができるのです。

まとめ
クーポンは販売促進のための割引の仕掛けというだけではなく、お客様との関係づくりや販売導線の設計にも組み込めるツールです。LincUpのクーポン機能では、条件の細かい設定から、自動発行・トリガー連携、アフィリエイトとの連動まで、ビジネスの流れに合わせた柔軟な使い方ができます。
一度きりのキャンペーンではなく、「誰に、いつ、どんな形で届けるか」をあらかじめ設計しておくことで、割引が“仕組み”として機能するようになるのです。ぜひ、“売る仕組み”の中にLincUpのクーポン機能を組み込んでみてください。
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第1回 予約管理をもっと簡単に!LincUpの6種類のカレンダー
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(今後追加予定)