【自動化のはじめ方②】ツールを使いこなそうとしていませんか?

こんにちは!LincWebの水野です。

第1回では、ツール導入に進む前に「サービスの価値を確立すること」が重要になることをお話ししました。

第2回は、次の段階として、自動化ツール導入の経験の無いかたが、Webを活用した集客やサービス提供の自動化をどう進めていくのがよいのかについて、LincWebの考え方をお話したいと思います。

【自動化のはじめ方】シリーズ記事一覧(全3回)
第1回 自動化を始める前に知っておきたいこと
第2回 ツールを使いこなそうとしていませんか?
第3回 ツール選びはどう考えればいい?

昨今広がりつつあるオールインワンツールを使うと、ホームページやLP(ランディングページ)の作成のほか、メルマガやステップメールの配信、決済ページの作成、カレンダー予約、動画講座、オンラインサロンなど、様々なことを自動化することができます。

しかし、色々な機能があってよくわからないし、そもそもパソコンとか苦手だし。。という方も多いのではないでしょうか。

そんな方も含めて、どのようにツールを導入して自動化を進めるのがよいのか、深掘りしていきましょう。

目次

あなたの本職は何ですか?

整体師、英会話の先生、Webデザイナーなど、様々なかたがいらっしゃると思いますが、Webのツール導入を本職としているかたは少ないのではないでしょうか。

にも関わらず、こんな声をよく聞きます。
「お金がもったいないので、自分で勉強して使ってみます。」

でも、実際にやってみるとわかると思うのですが、そもそもITやWebの専門家ではない人が、こういったツールの使い方を覚えて使いこなすには、結構な時間がかかるんです。Youtubeを見て、見よう見まねで設定はしてみたけど、トラブルが起きても解決できない、少し違うことをやろうとすると途端にやり方がわからない、、という方をこれまでたくさん見てきました。

これは決して、その人が悪いとか、能力が無いとか、そういうことではありません。専門外のことなのであたり前なのです。昨今のツールは機能数も多く、私のようなITエンジニアをやってきた人間ですら、理解するのに時間がかかる機能もあります。これを、専門ではない人が自力で理解して使うのは、そもそもハードルが高いことなのです。

時間を「コスト」と考える

何が問題かというと、自分でツールを使いこなそうとすると、それに膨大な時間が費やされるということです。

ここで特に意識してもらいたいのは、時間は「コスト」であるということなんです。通常企業においては、人の時間を使うことはコストとして認識されますよね。会社勤めをしている方はわかるかもしれませんが、「2時間の会議に10人も集めたらいったいいくらかかると思ってるんだ」といった話も聞いたことがあるかもしれません。

なのに、なぜか個人事業となると、自分の時間をコストと認識していない方が途端に多くなってしまうのです。「自分がやればお金はかからない」と思ってしまうわけです。しかし、個人事業においても、時間を「コスト」と考えることは、ビジネスを成功させるうえで重要な感覚になります。

なぜなら、時間というのは限られたリソースだからです。個人事業を始める方の中には、時間的に余裕のある生活をしたいとか、自分の夢を叶えるためにお金が必要だ、といった思いを持った方も多いかと思います。限られたリソースでこういった目標を達成するには、本当に重要なことに時間を使うことを意識する必要があります。どうでもいいことに時間を取られている暇はないのです。

そして、「本当に重要なこと」というのは何なのか?

それは「あなたにしかできないこと」です。

時間を資源として扱う重要性を示すアンティーク風懐中時計(個人事業主向けビジネスメッセージ)

「あなたにしかできないこと」に時間をかける

「あなたにしかできないこと」というのは何だと思いますか?
少なくとも、(ツール専門家を除けば)ツールを使いこなすことではないですよね。

「あなたにしかできないこと」は、あなたが企画しているビジネスやサービスの元になっている「あなたの専門性や独自性」にあるはずです。

ビジネスは、自分ならではの価値をお客さんに提供し、その対価をいただく行為です。あなたのサービスには、あなたならではの価値があってしかるべきで、それを作り込むこと=ビジネスを作り上げることに他なりません。この「サービスにあなたならではの価値を作り込んで磨き上げること」こそが「あなたにしかできないこと」なのです。

にもかかわらず、多くの人が他の人にもできることに貴重な時間を使ってしまっています。私たちのお客さんの中にも、SNSやメルマガ発信に膨大な時間をかけている人がいたのですが、集客に時間を取られて疲弊してしまい、結果としてビジネスもうまく行かなかった方がいました。もちろん集客自体は重要なのですが、集客というのは「価値を知ってもらう行為」であり「価値を生む行為」ではありませんので、それに時間をかけすぎることはおすすめできません。

積極的に専門家にお願いしよう

ではどうすればよいのか?
それは、自分の専門外のこと=自分が価値を生み出せない部分は、積極的にその道の専門家にお願いする(委託する)ことです。

やっと結論にたどり着きましたが、ツール導入による自動化を進めるには、ツール導入や運用の専門家にお願いすることをおすすめします。専門家にお願いすることで、設定作業やトラブル対応を効率的に行えるという時間的なメリットに加え、多くの案件で培われた専門家のノウハウに基づいた設計を採用できるという、質的なメリットもあります。

そして、導入作業や運用を委託してしまうことで、あなた自身に時間の余裕ができるはずです。その時間を使って、あなた自身があなたのサービスに磨きをかけることが重要なのです!

とはいえ、そんなお金はないんだけど。。という方もいるかもしれません。ただ、前投稿(自動化のはじめ方①)でも触れたように、そもそもツール導入を委託するだけの利益が生み出せていない状態というのは、サービスの価値が確立されていない可能性が高く、ツール導入自体が時期尚早であると考えたほうがよいかもしれません。

まとめ

本投稿では、ツール導入や自動化についてお話をしてきました。

特に、時間をコストと考える感覚は個人事業においても重要になることをお話ししました。そして、そう考えると、おのずと自分自身でのツール学習は最小限にして、できるだけ専門家にお願いするのがよい、という結論になるのではないでしょうか。

もちろん、あなた自身がITツールを触るのが好きで、趣味的な時間と捉えてツール学習に時間を使う、というのであれば、それはそれでアリだと思います。ただ、それはあくまで趣味的楽しみとしての時間であり、仕事としての時間の使い方とは分けて考えることも必要かもしれません。

では、いざツール導入を進めていくとなったら、どのようにツールを選ぶのがよいのでしょうか?
次回は、そのポイントについてお話します。

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この記事を書いた人

国内大手IT企業に16年間勤務し、研究開発やシステム開発に従事。
2017年にマレーシアに移住し、現地の日系IT企業へ転職。
現在は最高戦略責任者(CSO)として、ビジネス戦略や技術戦略の策定、
プロジェクトマネジメント、システム導入・運用までを幅広く担当。

また、ビジネスを安定して運営するための「仕組み設計」を専門とする「LincWeb」を立ち上げ、個人事業主のビジネス設計や、ツールを活用した業務自動化を支援している。

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